働き方については未だに議論されている
時は2020年4月、新型コロナウイルスによって日本で緊急事態宣言が発令され、それにより働き方改革が進められた結果、テレワーク(リモートワーク)の割合が急増しました。毎日ではないにしても、未だに週に何回かはテレワークをしている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。(今更)
筆者もまさにその一人であり、2024年6月現在所属しているプロジェクトではほぼフルリモートで働いています。ただ、これは僕の会社全体で統一されているわけではなく、配属されるプロジェクトごとに異なっています。そのため、プロジェクトが変わる際には働き方が変わる可能性があります。各プロジェクトの責任者、所謂PM(Project Manager)やPO(Project Owner)も、お客様やチームメンバーの要望に応じて働き方をどうするべきか毎回悩んでいることもあり、僕の周囲では未だに働き方をどうするべきかという議論を度々聞くわけです。
そこで、改めてそれぞれの働き方のメリットデメリットを整理したうえで、どういった場合にどういった働き方が適しているかについて確認していきます。(勿論、出社しなくても可能な仕事という前提のもとで考察しています。サービス業の方など出社が必須な方々を考慮していない点はご了承くださいまし。)
各働き方とメリットデメリットについて
では、どういった働き方があるのでしょうか。具体的に、大きく下記の3つに分かれます。
- 出社(特定の場所に行って働く)
- 自宅でのテレワーク
- 自宅以外でのテレワーク
上記の中で自宅以外でのテレワークについては様々な選択肢があると思いますが、それも含めてそれぞれのメリットデメリットを整理していきます。
出社(特定の場所に行って働く)
まずは、自社への出社や客先への出向など、特定の場所に行ってそこで働く必要がある場合です。他メンバーもそろって出社することが多いためチームワークが圧倒的にしやすく、また、そもそも周りの目があるため集中力が長続きしやすいため全体的に成果効率が上がりやすいです。ただ、混雑する時間に通勤する必要があるためそのストレスが大きなデメリットとなります。周りに必要以上に気を遣う必要があることも小さくないデメリットかもしれません。
メリット
- 就労時間に対する成果効率が上がりやすい
- コミュニケーションが取りやすくチームワークが効率的に進められる
- エアコンやオフィスチェアなど、仕事しやすい環境がある
- 仕事を妨げる要素が比較的少ない
デメリット
- 通勤による時間ロスと肉体的・精神的なストレスが大きい
- 身だしなみを整える必要がある
- 業務外の付き合いが生じる可能性がある
- 昼食や飲み物代など出費が増えやすい
自宅でのテレワーク
次に、自宅でテレワークをする場合です。仕事をしやすい環境を作るのは少しお金がかかりますが、一度整えてしまえば通勤せずに自分が仕事をしやすい環境で働けるという唯一無二のメリットを持つのが一番の特徴です。ただし、運動不足には気を遣って生活するのが大事です。
メリット
- 通勤による時間ロスとストレスがない
- 自分が働きやすいデスク環境を作れる
- 空き時間に家事などが可能
- 食費が抑えられる
デメリット
- オンとオフのメリハリがつきにくく、作業効率が落ちやすい
- 仕事でのコミュニケーションが取りにくい
- 家族に仕事を妨げられたり、逆に気を遣うことがある
- お金に余裕がない場合、働きやすい環境が作れない
- 運動不足になりやすい
自宅以外でのテレワーク
最後に自宅以外でテレワークをする場合です。代表例として下記のような場所が挙げられます。
- ビジターオフィスや事業所のフリーアドレスデスク
- コワーキングスペース
- カフェやファミレス
周りの環境も含めて、安価で自分が作業しやすい環境に身を置けること、また、その環境を簡単に変えられることが特有のメリットです。飽き性な方は向いているかもしれませんが、こだわりの強い方は適所を探すのが大変な点と、少しお金を要する場所が多いため毎日いると無視できないコストがかかる点は注意が必要です。
メリット
- 作業しやすい場所を自分で選択可能
- 環境を変えやすく、簡単にリフレッシュが可能
デメリット
- スペースを借りる料金やドリンク代などお金がかかりやすい
- 自分に適したスペースを探すのに時間がかかる
- 仕事でのコミュニケーションが取りにくい
- 多少の通勤時間がかかる
総評と自分自身の働き方について
メリットデメリットをまとめると、仕事でのコミュニケーションをリモートでもしっかりと取れるという前提のもと、(働きやすい環境を準備できた上で)継続的に成果が出せるのであれば、働き方を自由に選んで良いと思います。効率が良くなるのであれば、自宅の作業環境やワーキングスペースにお金をかけても自己投資として還元できますからね。ただし、通勤不要という圧倒的メリットの裏に、運動不足という侮れないデメリットがあることは忘れてはいけません。
また、筆者は非常に極めてマイペースであり、気を遣わない環境が好みで、満員電車がかなり嫌いなので、基本的に自宅でテレワークをしています。ガジェット好きなので自宅の作業環境を工夫して作るのも密かに好きだったりします笑。その上で、普段から通勤時間を含めた時間内で出社時と同等以上の成果を出すこと、チームワークを頻繁に円滑にすることを意識して仕事しています。そこさえしっかりと押さえておけば、テレワークゆえに評価が下がる、不利を被るといったことはない(はず)です。もしあれば、それは他の部分に原因があると思うので、別で相談してみてください。笑
まとめ
今回は働き方について、僕自身の備忘録的な意味も込めてメリットデメリットを整理してみました。メモベースの記事にはなりますが、今現在もまだまだ働き方についていろいろな考え方があり議論が巻き起こっている中で、その解決の一助として役目を果たせればと思います。
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