マウス操作は意外と手に疲労を蓄積する
みなさんは、通常のマウス(レーザー式、光学式など)を長時間使っていて、なんとなく手が疲れてきた…手首が痛いな…そういう経験はありませんか?特にパソコンに張り付きがちな画面の前のあなた。あなたです。まあ仕事などでパソコンを長時間使う方でなければ縁も遠い話でしょうけれど。
僕自身も数年前に手首の痛みを感じるタイミングがありました。大学入学を機に自分のパソコンを買ってもらい、かれこれ10年以上はパソコンにかなりの時間を使ってきて、それでもつい数年前までは通常のマウスを何不自由なく使用していました。しかし、机や椅子の高さが合わない中でマウスを使いすぎたためか、ある時から急に腱鞘炎のような痛みが手首に現れるようになりました。(日常生活に支障が出たり、マウスを使えなかったりというほどではないですが、マウス操作をすると少し痛むなーという感覚でした。)
大学の研究室の備品にトラックボールマウス(Logicool M575)があって少し触れたことがあることと、前々からトラックボールマウスは手が疲れにくいという話を聞いたことがあったため、折角だし本格的に使ってみるかーという軽いノリでMX ERGOを購入したところ…なんとびっくり手首の痛みがきれいさっぱりなくなりましたというお話です。それでは本編、どうぞ。
トラックボールマウスとは
まず初めに、そもそもトラックボールマウスとは何か。どんな特徴があるのかという点です。
トラックボールマウスとは、トラックボールを指で上下左右に動かすことでマウスカーソルを動かせるマウスのことです。そのまんまですね。一応、Wikipediaの定義も記載しておきますね。(あーなんて親切なお方なんだあー)
トラックボール (Trackball) は、マウスなどと同様にコンピュータの操作に用いるポインティングデバイスの一種。
トラックボール – Wikipedia
通常のマウスであれば、マウス本体を上下左右に動かすことでマウスカーソルを動かします。カーソル移動には指を使わず、クリックなどの指操作も同時に簡単に行えるため、慣れない方でもスムーズな操作が可能です。一方で、トラックボールマウスは指でカーソルを動かします。クリックなどの指操作も同時に行うケースも多々あるため、スムーズな操作は慣れるまで難しいです。
じゃあ、トラックボールマウスいらないじゃん!簡単なマウスで十分!と言いたい気持ちはグッとこらえて、下記のトラックボールマウスのメリットなどをしっかり確認しながら、サッカーでも見て落ち着きましょう…。さては、推しのチームが負けてて余計にイライラしてきましたね?仲間です。チェルシーくんさあ…。
メリット
トラックボールマウスの主なメリットは下記です。
- 手首が疲れにくい
- 狭いスペースでも使いやすい
- 広範囲の移動がしやすい
- (仕事できる感を出せる)
まず、一番のメリットは手首が疲れにくくなることです。普通のマウス使ってて手首全然疲れませんけど?という方は、そのまま使い続けていただいて全く問題ございません。ただ、なんとなく腕や手首に疲労を感じる方は、マウスを動かす動作の繰り返しで負担が積み重なっている可能性があります。トラックボールマウスでは手首や腕への負担はかなり軽減され、毎日長時間使っていても疲労感は少なくなります。
次に、狭いスペースで使える点です。通常のマウスではマウス本体を上下左右に動かすため、机上である程度のスペースが必要なのに対し、トラックボールマウスはマウスを動かす必要がないため狭いスペースでも使用可能です。また広範囲の移動においても、通常のマウスではなんどもマウスを浮かせて動かし直す必要がありますが、ボールを大きく転がすだけで広範囲のカーソルも移動が可能で、広範囲の移動がしやすいメリットもあります。通常のマウスを浮かせる音を周りに気遣う必要もなくなりますね。
最後に、これはしょうもない事ですが、なんとなく仕事ができる雰囲気を醸し出すことができます。人間、第一印象は大事ですからこれも一応立派なメリットです。ただ、調子に乗っていると思われる可能性があることと、実際に仕事をしてみると思っていたよりも仕事ができなくてがっかり…など勝手に期待値が上がってしまう可能性があることをご留意ください。なお、そのような事態になっても当方は一切の責任を取りかねますので、自己責任でお願いいたします。
デメリット
一方、トラックボールマウスのデメリットは下記です。
- 慣れるまで操作が難しい
- 細かいカーソル制御が難しい
- 持ち運びしづらい
- 比較的高価
やはりなんといっても、慣れるまでの操作が通常のマウスと比較して格段に難しいです。クリックは指、移動は手首と分担されている通常のマウスに対し、トラックボールマウスは移動もクリックも指で行う必要があります。また、1つの指でボールを動かすのがシンプルに難しく、親指だけをどれくらい動かせば良いかという感覚を掴むまではぎこちない操作になるでしょう。
また、操作に慣れても細かいカーソル制御は難しいです。誤って動かしすぎて隣のリンクをクリックしてしまうということもしばしばあります。慣れで対処しつつ、マウスのボタンに戻る機能を割り当てて簡単に戻れるようにしておくとミスした際にもリカバリーが簡単にできます。一応、Logicool製のマウスにはポインタ速度を変更できる機能がありますが、クリックのたびにそんな別のボタンを押すくらいであれば、リンクを踏む前にカーソルを微調整した方が早いです。笑
そのほかのデメリットとして、サイズが比較的大きく重さもあるため持ち運びには不向きな点や、比較的高価な点も挙げられます。いざ買ってみて使わないのは勿体ないので、財布事情や使い方を考えてから購入するようにしましょう。
慣れによる操作感の変化
デメリットでもお話しした操作の慣れについては、トラックボールマウスを使い始めて数日である程度スムーズに動かせるようになり、1週間も使っていれば違和感もなくなれることができると思います。使い始めは操作がうまくできず非常にストレスがたまるかと思いますが、そこさえ乗り切れればむしろトラックボールマウスの方が楽に感じるようになります。
新しい物事には抵抗を感じやすいですが、何事も慣れてしまえば馴染むことも多いです。(良くも悪くも。)なんなら慣れてしまうと、通常のマウスの操作に若干のストレスを感じるようにもなります。ホントです。ソースは僕です。笑 僕は基本リモートワークのためトラックボールマウスを使用しており、たまに出社する日にはトラックボールマウスが重くてかさばるため通常のマウスを使いますが、その際にトラックボールマウスの方が楽に操作できるなと改めて感じます。やっぱり重たくかさばるためそれでもトラックボールマウスを持ち運ぶことはしませんが…。
だた、やはり値段が少し張るため、操作できるか不安な方はまずは安めのもので試してみて慣れてみるのはいかがでしょうか。初心者向けのものも含めて、おすすめのトラックボールを下記に記載しておきます。ご興味があればぜひ調べてみてください。(クリックするとそれぞれのAmazonリンクに飛びます)
まとめ
今回は、トラックボールマウスに慣れたら通常のマウスよりも手に馴染むくらい使いやすかったため、みなさんにご紹介しました。トラックボールマウスに少しでも興味を持っていた方、読んでみて興味が湧いた方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっとパソコン作業が効率化され、身体への負担も少なくなるでしょう。めでたしめでたし。
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